山中養蜂のブログ

山中養蜂の店主のブログです。養蜂以外のことも書いていきたいと思います。

久しぶりの・再会

1年以上前に紛失して、そのまま行方不明になっていた、ハイブツール。

養蜂を開始した時から、ずっと使っていたものでした。

どこで無くしたか分からず、
見付からず、
すっかり忘れていましたが、
ふと、見付けました。

山の中の巣箱の、斜め後ろに、普通に落ちてました。
散々内検して、いつも見ている場所なのに、何故、今まで気付かなかったのか。
確かに、目立たない色なのですが。

鉄製なので、すっかり錆び付いていました。
赤錆が付いています。
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砥石で磨いて、落としきれない所は、グラインダーで削りました。

そして、赤錆び防止の為に、黒錆を焼き付けます。
焼き入れを兼ねて、
バーナーで色が変わるまで加熱して、水にジュッと漬ける。
高温なので、ジョワッという感じの音がします。

すっかりきれいになりました。
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正直、壊れるようなものではないので、一つで一生使えると思います。
ただ、落とすと見付けるのが大変なのです。
紛失さえしなければ、ずっと使えると思います。

ちなみに、これが無くなっていた間は、ステンレス製の、別のものを使ってました。
愛着のある道具の方が使い易かった・・、という方が道具に対する愛着があって話としては良いのだと思いますが、正直、どちらでも使い勝手は変わらず。形がそれなりであれば、どちらでも、それなりに使えます。


交尾箱

交尾箱に蜂を入れました。

交尾箱というのは、女王蜂を作るときに使う、小さな巣箱です。

この時期に、新しい女王蜂を、わざわざ交尾箱で作る必要はないのですが、
ご来店されたお客様が、ミツバチを見たいと言われた際、交尾箱は極めて小さな群なので、おとなしく、お見せし易いのです。

冬の間、見学用に駐車場脇に置いていた群は、春の増勢で勢いづいて、あと2週間もしたら、継箱が上がってしまいそうです。
枚数の少ない小さな群を置いていたのですが・・・、良いことなのですが、どんどん蜂が増えてます。
強い群は、気が荒いので、ここにずっと置いておく訳にはいかないなぁと思っています。

という訳で、交尾箱の出番です。
寒い間は、小さな群では群が成り立たないので、小さな巣箱は置けませんが、そろそろOKかなと。

交尾箱に、蜂を入れたところです。
入れたすぐなので、蜂が浮いてます。
女王蜂は、まだ、籠の中。
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王籠内の女王蜂。
女王蜂に惹かれて、たくさんの働き蜂が付いています。
籠の中に、女王蜂が少し見えるのですが・・・、この写真で女王蜂が分かったら、かなり養蜂に詳しい方だと思います。
ミツバチを飼ったことがある人でないと、分からないかも。
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王籠から巣箱へ、女王蜂を放しました。
巣枠の隙間に入って行ったので、一安心して写真を撮っていたら、女王蜂が現れて少しびっくり。
まだ、落ち着いていないので、歩き回っている際に、巣枠の上に出てきてしまったようです。
その時の写真。左下の蜂が女王蜂。
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巣箱を入れ替えたりすると、群の蜂が迷わないように、巣箱にいる蜂が集合フェロモンを出して、仲間を呼びます。
中央の蜂、お尻を上げて、羽ばたいているのですが、分かりますか。
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この交尾箱に入れた女王蜂は、未交尾女王です。
交尾飛行に行って、問題が無ければ、近い内に産卵を開始します。



継上げ開始

蜂の増勢がだんだん進んできて、ようやく、継箱を上げる群が出てきました。

昨年までより、半月以上遅い、継上げです。
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昨年の秋~今年の春は、砂糖水の給餌を止めてみました。
その為、増勢の開始が遅れ気味でした。

砂糖水を与えると、ミツバチは花の蜜が出ていると勘違いして増勢を始めます。
花の蜜の主成分は、砂糖と同じショ糖なので。

一方、越冬貯蜜であるはちみつは、ショ糖を加水分解した、ブドウ糖と果糖が主成分。
さらに、水分を飛ばして、糖度がかなり高くなっている。

越冬貯蜜では、花の蜜とは認識せず、増勢開始のトリガーにはなり難かったようです。

ただし、まだ寒い時期に、砂糖水でだまして増勢させるのは、ミツバチの消耗も激しいです。
その為、今年は増勢を遅らせてみました。

砂糖水をやらなければ、増勢が遅れることは、想定通り。
あとは、4~5月のはちみつの集蜜に間に合うかどうか。

ちょっと、遅れ過ぎてしまったかなとは思いつつ、
2月の頭から砂糖水を与えて、無理やり増勢させるのもどうなのかなと。

4~5月のはちみつの集蜜時期は、
花は多いのですが、蜜の出る量は多くないので、採蜜群は、各蜂場、数群ずつ位あれば十分です。
それ以上あっても、各群に集蜜が散ってしまい、量が貯まりません。

さらに、大きな群は、集蜜能力も高いですが、基礎代謝も大きいです。
群が生活の為に消費するはちみつの量も増えるので、それに見合う花の蜜が無いと、かえって集蜜量が減ってしまいます。
蜂が、食べてしまうので。
昨年は、それで、採蜜量を減らしてしまったかなと思ってます。

養蜂は、自然相手なので、毎年毎年、状況が変わります。
それにどう対応していくか。

今年の、4~5月のはちみつは、どうなるか全く読めません。
(毎年、そうなのですが・・・今年は特に)。
昨年の蜜は、もうすぐ在庫が無くなります。
4~5月のはちみつがお好きな方は、在庫分を購入しておいた方が良いかもしれません。

ちなみに、桜の開花が始まり、巣箱の中には、新しい、キラキラした蜜が少し貯まってきました。
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ミツロウ

昨日、直売所で、「安心安全ミツロウ」が完売してしまったので、準備しました。

当店では、ミツロウは、延べ棒の形で保管しております。
この延べ棒は、蜜蓋のみを材料にして、太陽熱で溶かして、ミツロウを固めたものです。
その為、はちみつも付着していますし、巣クズも付いています。
その為、それらを除去してから販売しています。


ただし、当店のミツロウは、自然のままにできるだけしたいので、精製作業をほとんどしません。

当店の行っている精製作業は、下記の行程のみです。

1、まずは、少量の水と共に加熱し、ミツロウの延べ棒を融かします。

2、それを、濾紙に通して、大きなゴミを除去します。

3、静置して、ミツロウを固化させ、下に溜まった水を捨てます。
  残っていたはちみつは、水に溶けているので、これで、はちみつが除去されます。

4、固化しているミツロウを再度加熱、融解し、静置して、沈殿したカスを除去します。

5、ミツロウを、シリコン型に入れ、固めます。


このように、当店のミツロウは、水での精製を1回のみ、それも、少量の水で行うだけです。

その為、水溶性の色素も、たくさん残っていて、色も鮮やかです。

精製が少ないので、不純物が多いとも言えますが、それこそが、自然のままのミツロウだと思います。


たくさんは作れないので、貴重なミツロウです。
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ハンドクリームの材料に最適です。

ただし、自然のままの成分がたくさん残っているので、肌に合わない場合は、使用を中止して下さい。




出荷準備

天気は雨でしたが、明日引き渡し予定の蜂群があった為、出荷準備です。

春の引き渡しの予約の受け付けは、既に締め切っていますが、予約済みの方の分の出荷です。

雨天なので、傘をさしての作業です。

内検して、蜂群の状態確認後、出荷用巣箱に移します。
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次女は、傘持ち係。
風があったので、押さえないと飛んでいってしまいます。

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